Vol.368: ラム前田庸子(HAKKO 主宰/麹の学校 認定講師)4/4
1%の情熱ものがたり(海外在住日本人の情熱インタビュー)by Mitsu Itakura / ゼロハチロック - Ein Podcast von Zero-Hachi Rock
Kategorien:
やることたくさん忙しくありつつも週末にかけて良い波が来てるとなんだかテンション上がってくるんですよねー。緊張と緩和、生活の中のリズムを大切に。板倉です、こんにちは。 「1%の情熱ものがたり」92人目のインタビュー、最終エピソード。奈良県出身。左利きだったからか何故か自分は不器用だと思ってしまった子供の頃。母の友人や父の影響もあり海外には興味があった。大学在学中のヨーロッパ、その後の台湾での日本語教師経験を経て、結婚を機にアメリカへ渡ることに。そして異国の地で改めて出会った“麹”が人生の転機となる。味噌、醤油、甘酒、漬物──祖母の記憶とともに甦る発酵の香りが、心の中で眠っていた何かを蘇らせた。気づけばワークショップの講師となり、ロサンゼルスを拠点に日本の発酵文化を伝える「HAKKO」の活動をスタート。今では、料理人やシェフたちとも手を取り合い、伝統を守りながらも進化する“新しい発酵”に挑戦中。地味で目立たず、でも確実に人の心を動かす──そんな「発酵の力」を、世界に届けたい。“Just do it, Why not?” そう笑顔で語る庸子さんの、心も体も優しく温まるような情熱ものがたり。 人間生活の中で最も大切な食。その中にあって無限の面白さと可能性を秘めた「発酵」はきっと一生続けられる楽しみでもある。なんと素敵な。僕も有言実行、まずはお味噌作りから初めてみたいと思います! それでは、お楽しみください! ▼Show Notes : Vol.368 ・家族と健康に過ごせること・家族はあんまり発酵食好きではない笑・「発酵」をし続けること・季節の食を並行して発酵させている・旬の食べ物と暮らし・保存食を作る指導員としての活動・食の安全や保存方法など・趣味が仕事になり、さらに高みを・発酵食に特化した場所、スペースを作る・元々はレストランを作りたかった・店舗を持つのが最善なのか考え中・保健所との相性も割と複雑・自分の年齢や環境のこと・母が79歳で現役・自分の薬局、今年2店舗目を!・85歳までやる意気込み・「発酵」はきっと一生続けられる・この世界、微生物を作った神のすごさ・気づいた人間の好奇心のすごさ・いろんなことがあるロサンゼルス・不景気なこともあるけれど・みんなで醸して静かに幸せに・どんな味ができるか分からない楽しみ・「オタクになれ」・30歳過ぎてから見つけられた・子育てに関して思うところ・自分が嫌だったことをしちゃってた・ルールは守って何でもやってみた方がいい・自分で感じて自分で選ぶこと・人間と思考の発酵、長期熟成・お勧め本1:発酵道(寺田啓佐)・お勧め本2:発酵文化人類学(小倉ヒラク)・東海、愛知県は発酵文化が豊か・発酵ツーリズム・今一番発酵させたいもの:コーヒーの粕 収録場所:ロサンゼルス リアルアメリカ情報 / アメスポ (1:07:50〜)・MLB 2025 終盤戦、ポストシーズン見どころ *1〜2時間ほどインタビューさせて頂いた内容を、4回にわたり配信しています。(アメリカ時間で毎週金曜) ▼Interviewee Profile ラム前田庸子 / Yoko Maeda LamnHAKKO 主宰/麹の学校 認定講師https://hakko.onlineInstagram @hakko.online 奈良市出身。大学卒業後、台湾に渡り専任日本語教師として勤務。その後アメリカに移住し結婚生活をスタートし、2025年現在、在米26年目を迎える。味噌や醤油、漬物など日本の発酵食品に深い魅力を感じ、現地で作り方を学ぶ中で、麹を中心とした日本の伝統的な発酵文化を広めたいという思いが芽生える。現在は「HAKKO」の名のもとに、ロサンゼルスを拠点にワークショップやポップアップイベントを通して、日本の麹や味噌、醤油の魅力を伝えている。特に、手作り麹の温かみや、発酵がもたらす心身へのやさしさを届けることに力を注ぎ、多くの人々に「発酵のある暮らし」を楽しんでもらえるよう活動を続けている。日本と海外をつなぐ食文化の架け橋として、伝統を守りながらも現代のライフスタイルに寄り添った発酵の魅力を発信している。
